かなり昔のアニメになりますが、『わたしとわたし~ふたりのロッテ~』というアニメが日本テレビで放映されていました。
「三井不動産アニメ」という、三井不動産が提供するアニメで、雰囲気は世界名作劇場のような感じの内容です。
このアニメの内容は双子の入れ替わりの物語で、ドイツの文学小説を元にした内容になっています。
あまりにも面白かったため、当時テレビで視聴した方はもう一度見たいと思っている人もいるのではないでしょうか。
私も子どものころに視聴しましたが、すごく面白くてハマってしまい、原作小説を買ってしまうほどでした。
でも、原作ももちろん素晴らしいのだけれど、アニメの方がより面白くて、何度も見直してしまいました。
私は録画していたのでそれを何度もその後見直していたのですが、今では著作権の関係で再放送すらされていないのが現状です。
ものすごくできの良いアニメなので、ぜひ再放送してほしいところなのですが…。
ここでは、その『わたしとわたし~ふたりのロッテ~』の面白さについて解説していきます!
「わたしとわたし~ふたりのロッテ~」の面白さや魅力について徹底検証!
風の谷のナウシカや天空の城ラピュタのように、古いアニメでも今見ても十分通用する、すごい面白さがあるアニメってありますよね。
この『わたしとわたし~ふたりのロッテ~』も、ナウシカやラピュタのような、今見ても十分通用する面白さのアニメだと思います。
こんなにすごいアニメをよく作れたな~って思うほどの出来の良さなのですが、実はこの『わたしとわたし~ふたりのロッテ~』の監督は、あの『名探偵コナン』の映画初期シリーズの監督であるこだま兼嗣氏だったんです!
こだま兼嗣氏の監督作品には、「時計じかけの摩天楼」「天国へのカウントダウン」「ベイカー街の亡霊」などがありますよね。
あんなに面白いコナンの映画を作っている監督さんがこのロッテのアニメも作成したので、そりゃあ面白くなるわけだと…!
このアニメはDVD化もされていないし、動画配信サービスでも配信されていないんです…。
もしDVD化されたら私は買いたいので、ぜひ発売してもらいたいですね。
しかし、なぜこんなに『わたしとわたし~ふたりのロッテ~』は面白いのでしょうか?その魅力について迫ってみました!
双子が入れ替わる設定が面白い
この物語の主人公・ロッテとルイーゼの二人は、お互いが双子だと知らずに夏の間だけ過ごす「子どもの家」で出会います。
最初は反発しあっていた二人ですが、すぐに仲良くなり、自分たちが双子の姉妹だと気づくんですよね。
そして、お互い入れ替わって両親のもとに帰るというのが主なストーリー設定です。
ロッテはルイーゼに入れ替わってウィーンへ行き、ルイーゼはロッテに入れ替わってミュンヘンへ行きます。
入れ替わるまでの子供の家でのお話も楽しいのですが、入れ替わってからもドキドキハラハラが続いて、面白いのなんのって!
両親は二人ともちょっと抜けているので、二人が入れ替わったことに気づかず、本人が成長したとか思ってます。
賢い双子に入れ替わられても気づかない両親や周りの人たちが面白かったですね。
といっても気づかれそうになる時もあるので、切り抜けていく双子の姿が見ものでした。
ロッテが真面目で可愛い
主人公のひとりであるロッテは、真面目でおとなしい三つ編み姿の女の子。
勉強もできて家事も完璧、ピアノはピアニストレベルの腕前とものすごい優等生のロッテ。
しかも美少女だし…できないことは運動くらい。でも運動音痴な点も可愛いですね。
お父さんもお母さんもルイーゼも抜けているのに、ロッテだけはしっかり者なので、誰に似たんだろう?って思っちゃいました。
ルイーゼが元気で可愛い
ロッテも可愛くて好きなのですが、個人的には活発でおてんばなルイーゼの方が好きでした。
元気で運動得意、言いたいこと言う皆の人気者、それがルイーゼです。
勉強は苦手(やればできる)だし、家のことも家政婦のレージがやってくれるので何もできない女の子ですが、元気で明るくてリーダー格なルイーゼが魅力的でした。
どこにいっても明るくて元気なルイーゼですが、お母さんと一緒にいるようになってからは感動させられることもしょっちゅうでしたね。
お母さんと一緒にいるために、勉強をがんばったり家事もやるようになったりと、ルイーゼには泣かされました。
お父さんとお母さんも最高
双子のお父さんとお母さんも素晴らしいのが、この物語の魅力の一つです。
お父さんは天才音楽家で売れっ子、しかもイケメンなので、女性陣にも人気なんですよね。
でも、娘と一緒にいるときは、いつも面白くて娘思いの最高のお父さんなんです。
また、お母さんは新聞記者なのですが、優しくて美人の最高のお母さんなんですよ。
こんなに素敵な両親だったら、双子はふたりをくっつけて家族四人で一緒に暮らしたい、と思うようになるはずですよね。
そう、双子はお父さんとお母さんを再び結婚させようと奮闘するわけです。
双子が映っている写真が物語の鍵を握る
子どもの家で撮った双子が映っている写真があるのですが、それが物語の鍵となります。
最終的には二人の入れ替わりがその写真のおかげでバレるわけですが、アニメのオープニングの冒頭写真が二人の写真であり、写真家が「いつか雑誌社に送ろう」と物語の冒頭で言っていることから、すぐに予想がつくわけです。
この写真のおかげで入れ替わりがバレるのだろうって。
秘密がいつかバレることが最初からわかっているのに面白い、いやわかっているからこそ面白い!
オープニングを見た瞬間ネタバレしているアニメってことになりますが、その演出が最高に面白いのがすごいです。
二人が入れ替わった秘密の写真が、お母さんの雑誌社に送られてくるとか、どんだけドラマチックなんでしょうか。
もちろんこれは原作通りなのですが、アニメはその原作をもっと肉付けしてあり、どの話も最高に面白く仕上がっているので、今見ても十分通用するアニメとなっています。
【まとめ】「わたしとわたし~ふたりのロッテ~」は最高に面白い!DVD化希望!
洗練された世界名作劇場って感じの内容だった「わたしとわたし~ふたりのロッテ~」。
今は動画配信サービスでは見れず、DVD化もされていない幻のアニメとなっていますが、ぜひDVD化してほしい!
テレビでも再放送してくれたらな~と思いつつ、自分の手持ちの録画を見ている私です。
何度も見たせいでセリフも覚えてしまっているくらいですが、これからも何度も見ると思います。
それくらい好きなアニメだし、これからもずっとふたりのロッテを好きでい続けるでしょう。それくらい最高のアニメなのですから。